映画「鬼滅の刃」無限列車編、子どもが観ても大丈夫??ネタバレ無し

元小学校教師、漫画大好き冬野はなです❀

小学校教師って漫画やアニメ、ゲームを好きじゃない人多いんですけど…(最近は新しい感覚も増えているのかなぁ?)私は昔から漫画やアニメ好きでして。
教師時代も子どもたちとの話はゲームや漫画で盛り上がってました!(*’▽’)最近は「宇宙兄弟」をもう一度見返しています(‘∀’)面白いですよね~。前向きに頑張る勇気をもらえます!ヒビチョフ!!٩(ˊᗜˋ*)و

そんな私も「鬼滅の刃」にはまりまして、初日から運良く予約もとれて、映画を見に行ってきました!

今日はそんな「鬼滅の刃」無限列車編に、元小学校教師からの視点

【子どもが観ても大丈夫なのか?】

にフォーカスをあてて書いていきます!

【PG-12】ってどういう意味?

映画からは【PG-12】となっていますね。
この【PG-12】、そもそもどういう意味かと言うと、『映画の時間』というサイトの中でこのように説明されています。

PG-12 (Parental Guidance)
小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要。鑑賞する際にはなるべく保護者同伴をオススメする作品です。小学生以下のお子様にとっては不適切な表現が一部含まれています。が、あくまで「助言・指導が必要」であるため、子供が見てはいけない、というわけではありません。

保護者が一緒でフォローや助言などできるのであれば、観るのは可能ということですね。

アニメや漫画を観てないけど大丈夫?

アニメか漫画は観てから行くことを強くお勧めします。
なぜなら、冒頭にもどこにもアニメシーンの説明は一言もありません。
回顧もありません。
何なら、急にアニメ終わりのところからストーリー展開しています。
全く鬼滅知識のないままに行ってしまうと、前半からお金のもったいなさを痛感してしまうことでしょう。

今はまだAmazonプライムビデオでも無料で観ることができますので、お家にあるご家庭ではそちらをご覧いただいてから。
お家では観れない方は、知り合いにお願いして観させてもらってからにしましょう。

ちなみに私は映画のために知識を仕入れたい…と知り合いのパパさんからお願いされ、漫画全巻を貸出しました☆結果的に、子どもよりパパさんの方がはまってしまった!!と、大興奮してました。

アニメと比べて血などグロテスクな度合いは?

そうは言っても、アニメの頃から首がふっとび、血がドロドロ出るグロテスクなものだったので、心配な保護者もたくさんおられると思います。

今回はネタバレ無しの範囲内ですので、詳しい説明ははぶきますが、もちろん血は出ます。首も飛びます。気持ち悪い生き物も出てきます。暴力的な言葉も出てきます。

ただ、アニメよりはそんなシーンは少し少なく配慮されていますし、刀で切るシーンも、視点を変えて直接見えないように(音は聞こえます)工夫されてもいました。

映画、鬼滅の刃をそれでもお勧めする理由は?

上記のように、子どもには不適切な表現は確かにあります。
ですが、全て包み込んでくれるような、主人公・炭治郎(たんじろう)の器の大きい優しさがあります。
共に戦う伊之助(いのすけ)、善逸(ぜんいつ)とのコメディなやり取りもあります。
炭治郎の妹・禰豆子(ねずこ)も小さくて可愛くてホッコリします。

その他にも心に響く名台詞の数々、声優陣の見事な熱演、躍動感溢れる音楽、涙が出そうになるほどの日本の美しい風景、そして引き込まれていく戦闘シーン、そのどれもが素晴らしく、期待を裏切らない、観て良かったと思える映画です。

アニメ、子ども用と侮るなかれ。鬼滅の刃は寧ろ、大人にこそ観てほしい作品です。この機会に、子どもさんと一緒に鬼滅の刃デビューはいかがですか?

お勧めする子どもの年齢は?

小学校中学年以上からがお勧めです。
なぜなら、抽象思考の理解が深まってきますし、それに伴って複雑なことも理解できるようになってきます。

鬼滅の刃はストーリーが進む中で、過去と現在を行き来することも多く、登場人物も多いため中学年未満の子には若干分かりづらいです。

また、物語の時代背景が大正時代なので、中学年未満だと「なんで皆着物着てるの?」「なんで料理はIHでしないの?」なんてレベルで引っかかる子も出てきます。

そのため、スムーズに流れを頭の中で理解しにくくなってしまいます。
中学年からならそのあたりも少しは知識としてわかりだしてくる頃です。
学校でも実際に社会や国語の授業などで昔のことを勉強しだしていく頃でもありますので。(料理風景など、昔の庶民の暮らしも観ることができるので、そこも良いです。)

アニメを一度も観たことのない子や対象年齢以下のお子さんには――

鬼滅の刃は小学校中学年以上になると、内容を深く理解できて、面白みを感じていく作品だとは思います。
では、それ以下の子どもたちには、どうか?

5歳までのお子さんには、個人的にはオススメできません。
どんなに内容がよくても、やはり情緒面での影響は受けてしまいます。

そもそも今回の鬼滅の刃は、グロテスクな描写がある漫画です。
それを見て、大人だったら「これは漫画やアニメの世界での話。」と、頭でも心でも理解できます。

でも、小さい子は自分の中で現実と漫画、アニメの世界との切り離し処理がうまくできないのです。
これはもう、人間のシステム的なことですので、本人の頑張りや好きな度合いは関係ありません。

そして、その二次元と現実との切り離し処理がうまくできないと、夢に見て泣いてしまったり、食欲不振になったりしてしまう…ということがおこります。

年齢にあった身体的な発達段階、情緒的な発達段階がありますので、そのあたりはご自分のお子さんをよく観察して親御さん自身で判断してください。

一般的な発達段階から考えても、5歳までは難しいだろうなとは鬼滅大好きな私も思います(^^;)

 
では次に、5歳以上のお子さんは、見せても大丈夫なのか??
それは、今度はその子の情緒面の発達によります。
高学年でもグロテスクな話、怖い話やアクションものでも怖がる子はいます。
それはその子の感受性ですから、かなり敏感だなと親が感じるようなら、「大丈夫かな?」と一緒に考えてみてあげてください。

どんな年齢でも共通して言えることは、親の思いだけで一括りに「観ない方がいい」とするのはダメと言うことです。

親の感じる不安要素を一つひとつ丁寧に説明して、子どもさんも納得した上で見に行かれることをお勧めします。

 どういう風に子どもに説明すればいいのか?は、また別記事を書こうと思いますので、見ていただけたら嬉しいです。

結論

「鬼滅の刃」無限列車編は今までのアニメを観ていた子であれば、保護者と一緒に観るのは大丈夫ですが、その後のフォローをきちんとしてあげてくださいね。
小学校中学年未満(5歳以上を推奨)のお子さんたちには、事前に保護者からの説明やフォローが必要ですが、保護者も一緒に観に行くのはOKです!

この記事を全て読んで、ご理解いただいた上の自己責任でお願いしますね!

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